K-GO “Time to Tell” インタビュー 3

──ケイゴさんはどのようなプロセスで作曲されるのでしょうか?

ギター・リフかコード進行が最初で、それを弾きながら鼻歌か口笛でメロディを乗せます。歌詞が最後です。打ち込みの場合はドラムやベースラインを最初に考えてコードを乗せて最後にメロディ。でも曲によっては順序が違ったりしますね。

──1stアルバムにあった、日本語詞の曲が「Time To Tell」にはなくなり、英詞の曲で統一されました。これは意図したのでしょうか?結果的にこうなったのでしょうか?

アコースティック主体の日本語詩の曲が1曲最後に入る予定だったのですが、アルバム構成上ShimmyさんからNGが出たので外しました。結果的にアルバムがまとまったのでこれで良かったです。

──英詞の方がHoneydewの曲に合うとお考えですか?

今後は日本語詩をもっと書きたいと思ってますよ!

──もし一言で「Time To Tell」の音楽を表すとしたら何でしょうか?ロック・ミュージック?オルタナティヴ・ロック?

一言というと、難しいですがオルタナティヴ・ロックでいいと思います。僕が意味するオルタナティヴ・ロックはラウドロック系のオルタナでなく、Flaming Lips, Jon Spencer, Yo La TengoとかBeckとかの意味ですが。ジャンル何でもあり、でもミクスチャーロックとはまた違う感じですかね。ジャンル的な意味よりも一つの事にとらわれないオルタナティヴな精神を持った音楽っていう意味です!

──1stアルバムから4年経って、ケイゴさんが曲で伝えたいテーマに変化はありましたか?「Don’t Know Where」がリリースされたのは、震災からまだ数ヵ月後のショックが残る時期で”ひかり”のようなあの時伝えたい曲が生まれたと思うんです。あれから時も経ちましたが、2015年という時代にケイゴさんがHoneydewの音楽で何をリスナーに伝えたいですか?

テーマ的な変化は分りませんが、歌とメッセージは伝えたいという気持ちの変化はありました。それが何語であろうと感情を伝えたいという意味で。”ひかり”という曲はまさに震災の後に書いた曲です。今の時代に何を伝えたいのか?世界が色々揺れ動いているし、人も皆いろんな問題を抱えている時代だと思います。Honeydewを聴いてくれる時は単純に楽しんで欲しい。自分の中のロックを引き出したつもりなので、リスナー個人個人のロックとして受け止めてくれればという気持ちです。

──最後に、今後のHoneydewの目標があったら教えて下さい。

1stと2ndのリリースの間に4年は長過ぎたので、次はEPかミニ・アルバムを、時間を空けずにリリースしたいと思ってます!

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